バルサキャンプ、佐野IS大越がMVP 全国210人から選出

バルサアカデミースプリングキャンプでMVPに選ばれた大越=小山市のフットサル22

 スペインプロサッカーリーグの名門・FCバルセロナ(バルサ)の最新の指導が受けられる「バルサアカデミースプリングキャンプ2023」で、佐野インターナショナルスクール3年の大越陸斐(おおこしるい)=小山市駅南町4丁目=がMVPに選ばれた。全国で約210人の参加者から選出。「MVPになる自信はあった」という大越。スペイン・バルセロナでのトレーニングに招待されることになり、本場でのプレーに胸を膨らませている。

 大越がサッカーを始めたのは5歳。小学1年から、小山市のサッカースクール・フットサル22で本格的に取り組み始め、今年4月からはFC VALONに加入した。

 4月2~5日、さいたま市でのキャンプに参加。トレーニングは同学年と一緒に行ったが、試合では1学年上のグループでプレーした。ボールタッチ、パスなど技術の高さをはじめ、オフザボール(ボールを持していない)時のスペースの活用や次のプレーを予測しての動き、味方へのサポート、攻守の切り替えの早さなどが高く評価されたという。

 バルセロナでのトレーニングは、来年2、3月ごろの予定。約10日間滞在し、トレーニングのほか、カンプノウスタジアムでのトップチームの試合観戦などを行う。

 指導しているフットサル22の松本恭良(まつもとやすよし)コーチは「世界トップチームの最高の指導を吸収してきてほしい」とエール。「チームのためにプレーする(バルサの)ペドリのファン」という大越は、憧れの地でのプレーに「世界中から集まる仲間と楽しみたい」と目を輝かせた。

 同キャンプは2007年から行われており、スペイン活躍している久保建英(くぼたけふさ)(レアル・ソシエダ)もMVPを獲得している。本県関係では大越が4人目。

 サマーキャンプは今年夏、全国で開催され、8月11~13日、矢板市のリアンジレッジ矢板でも開かれる。5月上旬には参加申し込みが始まる予定。詳細はバルサアカデミーキャンプ公式サイトに掲載される。

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