香りや味を飲み比べ 五島列島酒造 新酒まつり

利き焼酎クイズで飲み比べる来場者=五島市、遣唐使ふるさと館

 焼酎の「五島芋」「五島麦」を製造する長崎県五島市三井楽町の五島列島酒造(三﨑清一郎代表)は4月30日、近くの遣唐使ふるさと館で「新酒まつり」を開いた。
 五島列島酒造は2008年に設立。市民に地元の焼酎を知ってもらおうと14年から蔵開きを始め、昨年から新酒まつりとして開催している。
 22年仕込みの芋焼酎五島芋の新酒や蔵出し原酒を限定販売し、来場者が次々に買い求めていた。新酒など6種類の銘柄を当てる「利き焼酎クイズ」もあり、参加者が香りや味を楽しみながら挑んだ。観光で訪れた南島原市国際交流員のイタリア出身の男性(27)は「難しかったけど、飲みやすくておいしい」と話した。
 会場では五島の特産品販売や抽選会もあり、にぎわった。

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