「ハイパー江戸博」第2弾 近代化進む明治の銀座再現

両国にある現在改修工事により閉館中の江戸東京博物館。この「江戸博」を自分のスマートフォンなどで楽しめるアプリ「ハイパー江戸博」の新バージョンが登場しました。新たな舞台は、明治時代の銀座です。

「ハイパー江戸博」は、長期休館中の江戸東京博物館に収蔵されている資料をデジタル化することで、アプリを通して当時の文化や人々の暮らしぶりを観察し楽しむことができます。

去年発表された第1弾の「江戸両国編」は、累計で約5万ダウンロードを達成するほどの人気ぶり。今回発表した第2弾も江戸博の資料を元に、明治時代という急激に近代化する東京の様子を詳細に再現しています。さらに今回は、「時間の流れ」を感じながら各年代を見比べることができるようになりました。

開発者は、バラバラに展示されていた資料を1つのアプリで表現することで、新たな発見を体験してもらえると話します。

開発者:「資料としては点と点があって、それをつなげてやると線になるじゃないですか。点と点をつないだ線みたいなものを結んでいくと、どんどん立体的にこの世界を味わうことができるようになるので、それができたのが結構大きいかなと思いますね」

さらに、現代では当たり前となっている鉄道や電気を使った街灯などのインフラや、カレーやラムネなどの食べ物が実は明治時代に東京から広がっていった歴史も、知ることができます。

学芸員はアプリとリアルの両方で東京を楽しんでほしいと話します。

学芸員:「アプリをやった後に銀座の街歩きなんかをしていただくと、結構楽しめるんじゃないかなと思っています。お子さんでも読みやすいようにテキストなども工夫していますので、ぜひご家族でプレイしていただくと幸いです」

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