【DeNA】バウアーデビュー戦、チームメートや首脳陣絶賛「球種すべてでストライク」「全部決め球」

【横浜DeNA―広島】5回表広島2死二塁。西川を中飛に打ち取ったバウアー=横浜

 「強弱がうまい」「全部が決め球」─。デビュー戦となったバウアーの好投をチームメートや首脳陣が絶賛した。

 初めてバッテリーを組んだ捕手の伊藤は「持っている球種全て、ストライクを取ることに困らない。投手として一番必要な能力」と正確無比なコントロールをうなった。「同じ球種でも追い込んでからスピードを変えるとか、(力を入れる)強弱の付け方がうまい」 

 大リーグ時代から探究心の塊だったバウアー。試合前のミーティングでも、広島の西川、秋山の好打者対策について「キーになる打者はすごく、特に分析していた。このボールを投げたいっていう(意志)が強かった」(伊藤)という。

 バウアーの後を継いだ伊勢は、同じ投手目線でレベルの高さを感じ取った。「ゲームをつくる能力にたけている。あれがデフォルトだったらすごい。変化球は全部が決め球になっていた」と感嘆した。

 自身も米国でプレーした経験を持つ斎藤チーフ投手コーチは「注目された中で結果を出した。そこを一番評価するべき」。今後の日本での活躍については「機動力にどう対応するかが鍵になるが、圧倒するだけのボールを持っている」と太鼓判を押していた。

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