茨城・霞ケ浦 帆引き船特別操業 勇壮な姿を楽しむ

特別操業した観光帆引き船=霞ケ浦

大型連休に合わせて湖上の風景を観光客に楽しんでもらおうと、観光帆引き船の特別操業が3日、茨城県かすみがうら市内の霞ケ浦で行われた。約40人の親子連れなどが随伴船に乗り、大きく帆を広げる勇壮な帆引き船の姿を楽しんだ。

帆引き船は、7月のワカサギ漁解禁に合わせた操業に先立ち、毎年ゴールデンウイークに特別操業している。市観光協会主催。

この日は、同市坂の志戸崎漁港から2隻が出港した。天候にも恵まれ、遠景には筑波山を望むこともできた。随伴船が帆引き船の周囲を巡り、乗客らは写真を撮るなどして楽しんだ。

東京都から家族4人で訪れた小学3年、小山日麻莉さん(8)は「涼しくて楽しかった。実際に見たことがなかったので、帆を張っているところなどを見れて良かった」と笑顔を見せた。

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