長崎鶴洋高生ら遠洋航海実習へ マグロはえ縄漁など学ぶ

長崎鶴洋高の生徒らが遠洋航海実習に出発

 長崎県立長崎鶴洋高水産科の生徒ら59人を乗せた実習船「海友丸」が1日、52日間にわたる遠洋航海実習のため長崎を出航した。
 生徒はマーシャル諸島の東海域を中心にマグロはえ縄漁業などを学ぶ。静岡県焼津や横浜などを経由し6月21日に長崎に帰港する。
 海友丸は長崎、福岡、山口3県で所有。2010年から14回目となる今年の実習には、長崎鶴洋高3年生16人のほか、福岡県立水産高7人、山口県立水産高8人の生徒、指導教官らが乗り込む。米ハワイでの実習は新型コロナウイルス感染症の影響で4年連続で見送った。
 長崎港小ケ倉柳ふ頭であった出港式では、長崎鶴洋高の岡野祥士校長が「進路実現に向け技術を磨き、目的意識を強く持って取り組んでほしい」と激励。同校生徒代表の石口大亮さん(17)は「不安もあるが仲間と一緒に最後まで全力を尽くす」と誓いの言葉を述べた。

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