大人も、子どもも懸命に駆け抜けました。最強の肉食生物120頭が参加したイベントが4日、広島・東広島市で開かれました。
ピンと張った尻尾に鋭い牙、そして、短い手…。そう、最強の肉食恐竜「ティラノサウルス」です!
東広島市の西条中央公園で開催されたのは、恐竜の着ぐるみを着て走るティラノサウルスレース。広島では、3月に三原市で初めて開催され、4日は2回目です。
カラフルな恐竜たちがどんどん集まってきました。広島市から参加した 竹下大翔 くん(8)も楽しみにしてきました。
竹下大翔 くん(8)
「きのうも着たよ。あー、首が痛い」
父親 竹下大紀 さん
「奥さんが恐竜レースを見つけてくれて、子どもも参加させてあげようってことで来た。ゴールデンウィークの中では、けっこう、これがメイン」
お母さんにだっこされていますが、泣いている子もいました。
2歳児の母親
「だいじょうぶよ。見て、パパだから」
三次市から来た 西本衣里 さんは、親友夫婦と参加です。
西本衣里 さん
「テレビで芸能人が走っているのを見て、すごく楽しそうだなと思って、いつか広島であったら出たいなと思っていた」
― 何を目指します?
「優勝! できるかな? 無理かな?」
レースの前に準備体操です。
身体をほぐすために大集合した恐竜たちを、人間たちはスマホを向けて撮影していました。
いよいよ、レースのスタートです。
成獣…幼獣… 合わせて120頭が激走!ゴール直前で転んでしまう恐竜も 優勝は?
レースは、成獣の部のオスとメス、小学生の幼獣の部合わせて3部門。大阪や鹿児島など県外からも合わせて120頭が参加しました。レースの上位入賞者には、地元の協賛企業からのお酒やレースオリジナルグッズ、恐竜のおもちゃなどが贈られます。
断トツでゴールする恐竜や…、勢い余ってゴール間際で転んでしまう恐竜も…!
前回も参加した人
「三原では3位だったので、今度は1位を」
初挑戦の大翔くんも、一生懸命走りました。
竹下大翔 くん
「楽しかった!(予選)3位か2位だった」
記者もレースに参加しました。
山崎有貴 記者
「ガオー! 着ぐるみの中はけっこう暑いんです」
山崎 記者(レースを体験して)
「しんどい。前が思ったより見えないし、みんな、速い。ヘトヘト」
親友夫婦と参加している西本さんは、緑色の66番。予選・準決勝と順調に勝ち進み、メスの部で優勝!
西本衣里 さん
「やったー! 狙っていたのでうれしい」
― なんでそんなに速いんですか?
「昔、走っていたので。すみません、陸上部でした!」
泣いていた子どもは、もうへっちゃら…? なんと、お父さんは、オスの部で優勝です!
お父さん
「めちゃめちゃきつい。着ぐるみの形はどうなってもいいと思って」
広島ティラノレース を主催した 神尾知鶴衣 さん
「今回は音響も入れることができて、前回よりレベルアップした。みんなが楽しんで笑ってくれれば! わたしは楽しいしかない。やってよかったと思う、純粋に。これで地産地消、町おこしの一端で、末端でもいいので担えたらいい。
次は、12月ごろ、竹原市での開催を予定しているということです。