元栃木銀行頭取で県経済同友会筆頭代表理事を務めた小林辰興（こばやしたつおき）さんが2日午前、日光市の獨協医大日光医療センターで病気のため死去した。83歳。大田原市出身。自宅は宇都宮市砥上（とかみ）町。通夜は8日午後6時、告別式は9日午前11時から、いずれも同市鶴田町1545の1、さがみ典礼宇都宮御苑で。喪主は長女の夫大久保英明（おおくぼえいめい）さん。栃銀は後日、お別れの会を開く予定。
小林さんは法政大経済学部卒。1962年、栃木相互銀行（現栃銀）入行。89年に取締役に就任し、常務、専務を経て、2003年6月から09年6月まで代表取締役頭取を務めた。
代表取締役会長、相談役会長となり、15年6月から県経済同友会の筆頭代表理事として2期4年、県内経済界をリードした。県公安委員長や県文化協会会長なども歴任。12年11月に旭日小綬章を受章した。
