いわて子どもの森開館20周年 大型連休中、家族連れでにぎわう

ビニールのトンネルの中に入って遊ぶ子どもたち=4日、一戸町奥中山・県立児童館いわて子どもの森

 5日はこどもの日。一戸町奥中山の県立児童館いわて子どもの森(浅沼茂館長)は同日、開館20周年を迎えた。大型連休中、豊かな自然と多様な遊びが体験できる施設には、歓声が響き渡っている。

 青空が広がった4日は、県内外から5千人を超える家族連れらが来場。屋外のワークショップでは、長さ65メートルの黒いビニール製巨大トンネルを子どもたちが探検した。組み合わせた青や黄色のビニールから、トンネル内に光が差し込むと幻想的な世界が広がった。

 敷地内には、高さ14メートルの冒険の塔「のっぴい」や、水遊び広場など五感を使った体験スポットが満載。浅沼館長(53)は「子どもの頃に来た人が自分の子どもを連れて来る。そういった世代のつながりも大事にしたい」と節目に決意を新たにする。

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