キャリア教育に 広告会社、小中生に冊子配布

キャリア教育冊子を受け取る宮崎港小の児童たち

 宮崎市の総合広告会社「K・Pクリエイションズ」(久積英子社長)は、県内企業・団体の協賛で制作したキャリア教育冊子を県内全ての小学4年生と中学2年生に配布している。約2万冊を配布予定で、久積社長は「県内にはたくさんの会社と仕事がある。冊子を通じて魅力を感じてほしい」と話している。
 冊子「発見 たんけん 宮崎県 どんな仕事があるのかな」は、A4判75ページで全カラー。宮崎銀行やミヤベイ直販、ソラシドエアなど県内38社を掲載。実際に働く社員らをインタビューし、仕事内容ややりがいなどを紹介しているほか、各社の持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みも分かるようになっている。
 4月26日には同市の宮崎港小(吉弘哲章校長、452人)で贈呈式があり、掲載企業・団体の代表らから、出席した4年生64人に冊子が手渡された。児童を代表し、西山哲平君(9)は「こんなにたくさんの会社があって驚いた。将来は医者になって病気で苦しむ人を助けたい。冊子を読んで夢に向かって頑張る」とあいさつした。

© 株式会社宮崎日日新聞社