蚤の市とキッチンカー通り 栃木中心街、にぎわい倍増 規模拡大し同時開催

キッチンカーや露店が並んだミツワ通り

 【栃木】飲食店や雑貨店が並ぶ「とちぎ蚤(のみ)の市」と「みつわキッチンカー通りデラックス」が5日、それぞれ市中心部の蚤の市通りとミツワ通りで始まった。中心街活性化のために昨年から始まった二つのイベントが、規模を拡大して初の同時開催。南北約400メートルの歩行者天国や広場には80を超える露店やキッチンカーが軒を連ね、多くの来場者でにぎわった。6日まで。

 蚤の市は昨春、飲食物・雑貨販売の「フロッグスガーデン」(倭(やまと)町)と市民グループ「TOCHICO日和」が中心となり、約10年ぶりに復活させた。3回目の今回は県内外から約90の出店者が集まり、初めて歩行者天国を2日間実施する。

 5日は軽食や飲み物、ハンドメードの雑貨など48の露店が蚤の市通りやとちぎ山車会館前広場を中心に並んだ。6日は67店が出店する。

 南のミツワ通りでは、地元商店会が昨年8月から毎月開催する「みつわキッチンカー通り」を拡大し、初めて歩行者天国を実施した。総菜などのキッチンカーに加え、商店街も協力して露店を出し、計34店が通りを埋めた。

 5日は晴天に恵まれ、二つの通りは多くの来場者であふれかえった。家族と訪れた群馬県太田市高瀬町、会社員高橋昌裕(たかはしまさひろ)さん(52)は「細い路地までたくさんの店が出ていて探すのが楽しいです」と話していた。

大勢の来場者でにぎわった蚤の市

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