デゴイチと記念写真 水戸でイベント

駅長の衣装を着て記念撮影を行う親子連れ=水戸市千波町

水戸市千波町の千波公園に展示されている蒸気機関車D51(デゴイチ)の保存を目的に清掃、点検などに取り組む「デゴイチを守る会」は5日、同公園展示場で「デゴフェス2023 vol.1」を開いた。

同イベントは、同会の取り組みを知ってもらおうと実施されている。今回は、昨年末に10年ぶりに塗装され、きれいになった車体と写真に収まる「こども駅長記念撮影会」のほか、模型の展示、演奏やダンスのステージが繰り広げられた。

ひたちなか市から訪れた村上悠太君(9)は、弟の壮真君(7)と駅長の衣装姿で写真に収まり「分厚くて硬かった」と笑顔。母の美晴さん(37)は「ゴールデンウイークの思い出になれば」と話した。守る会の中山隆一会長(70)は、運転室に入る子どもたちに温かい視線を向けながら「若い世代につないでいける機会になれば」と期待を込めた。

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