盛岡八幡宮で「お宮の一生もち」 過去最多の76組が参加

餅を背負い、手を広げる親の元を目指す子ども

 幼児が一升餅を背負う「お宮の一生もち」は5日、盛岡市の盛岡八幡宮(藤原大修(ひろなお)宮司代務者)で開かれ、健やかな成長を願った。

 県内外から過去最多の76組が参加。はんてんを着た1~2歳児が約2キロの餅を背に畳を歩いた。堂々と歩く子もいれば、泣き出す子も。観客から「頑張れ」と声援を受け、手を広げる親までたどり着いた。

 1歳に当たって「一生食べ物に困らないように」と願う伝統行事。盛岡八幡宮では2015年から、こどもの日に合わせて開いている。

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