今でもユニフォームファンから愛され続ける、任天堂こと「Nintendo」胸ロゴのユニフォーム。
このロゴを付けたチームは本当に数が少ない。最も有名なのはフィオレンティーナだが、実は他に少なくともあと3チームが胸に「Nintendo」を付けたことがあるのをご存知だろうか。
ここではその4チームをご紹介したい。なお、背中に「任天堂」を付ける京都サンガは胸ではないため、今回は対象外とした。
フィオレンティーナ
フィオレンティーナ 1997-98 Fila ホーム ユニフォーム
サッカー界で「Nintendo」ロゴが世界的に有名なユニフォームはフィオレンティーナで間違いないだろう。サプライヤーがFila時代の1997-98、98-99の2シーズンでロゴマークを胸に付けた。
クラブ黄金期とも重なるこの時代のユニは、現在でも人気銘柄である。
セビージャ
セビージャ 1992-93 Bukta ホーム ユニフォーム
サッカー界のスーパーレジェンド、ディエゴ・マラドーナが在籍していたシーズンのユニ。胸には「SUPER NINTENDO」というロゴをプリントしていた。ただし全試合で掲出していたわけではない。
とても簡素でNinitendoらしくないデザインが少々残念にも思えるが、実はこれで“正解”なのだ。
日本では聞き慣れない「SUPER NINTENDO」とは、“スーファミ”で親しまれていた家庭用ゲーム機「スーパーファミコン」のこと。海外ではこの商品名で販売していた。よく見るとシャツのシンプルなロゴデザインは本体の文字と同じ!
オーストラリア
オーストラリア 1998 Uhlsport 任天堂スーパースターズ・オブ・サッカー ユニフォーム
かなり変化球的ではあるが、1998年の「Nintendo Super Stars of Soccer Series」と銘打たれた試合で使用したユニフォーム。
詳細は不明なのだが任天堂がスポンサーの一戦で、当時のオーストラリア代表が国内組(イエロー)と海外組(グリーン)に分かれて対戦したらしい。こちらはその国内組用ユニである。左胸のエンブレムらしきものは大会ロゴマークだ。
オーストラリア
オーストラリア 1998 Uhlsport 任天堂スーパースターズ・オブ・サッカー ユニフォーム
こちらは「任天堂スーパースターズ・オブ・サッカー」でオーストラリア代表の海外組が着たというユニフォーム。キットカラーのグリーンは当時のオーストラリアのアウェイと同じだ。
先述の国内組やこちらの海外組ともに、サプライヤーが当時のA代表のadidasではなくUhlsportというのが興味深い。
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このオーストラリアの2チームも含めて4チームとは少し反則かもしれないが、本当に数少ない貴重な任天堂ユニフォームである。
それにしてもスーパーファミコンの後継機「NINTENDO 64」のロゴは懐かしすぎるぞ!
レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず。