宇治市植物公園(京都府宇治市広野町)で、カレーやチャイなどに使われるスパイスをテーマにした催しが開かれている。スパイスになる植物の紹介や展示、体験コーナーなどがあり、子どもから高齢者までが豊かな香りの世界を楽しんでいる。
同園では温室を中心にコショウやシナモン、タマリンドといったスパイスになる植物を育てており、それぞれに目印のパネルを立てて園内を探し歩けるようにした。乾燥させた種や果実、樹皮なども並べてあり、来園者は手に取って匂いを確かめていた。
各国のスパイスの使用法やカレーの歴史などを紹介するパネルを展示しているほか、複数のスパイスを混ぜ合わせて作るミックススパイスの体験講座も開いている。
カレーが好物という同市五ケ庄の男性(71)は「世界には思っていた以上に多くのスパイスやカレーがあるんだと驚いた」と話していた。
7日まで。