聖地 高知でよさこい 射水のチーム「湊や」、8月 祭り初出演

高知よさこい祭りに向けて練習する湊やのメンバー=射水市水戸田コミュニティセンター

 富山県射水市を拠点に活動するよさこいチーム「湊や」が、8月に高知県で開かれる「よさこい祭り」に初めて出演する。祭りは70年の歴史がある国内最大規模のよさこいイベントで、愛好者の間で「聖地」とされる。メンバーは「日本中に元気を届けられるような演舞を披露したい」と意気込む。

 よさこい祭りは1954年に始まり、国内のよさこいイベントの先駆け。会期は4日間で、8月9日の前夜祭、10、11日の祭り本番、審査形式の12日の全国大会と続く。全国各地から延べ約200チーム、約1万8千人が参加する。

 湊やは2012年に結成し、県内外の10~40代の男女65人でつくる。過去に8月の富山まつりのよさこいイベントで2年連続大賞を獲得し、昨年の東京よさこいコンテストで敢闘賞を受賞するなど活躍している。昨年設立10周年を迎え、活動の幅を広げようと高知の祭りへの参加を決めた。動画審査などを経て出場権を得た。

 射水市水戸田コミュニティセンターを拠点に週2回、活動している。祭り当日はミュージカル調の音楽に合わせて、従来のよさこいの枠にとらわれない自由な踊りを披露する。メンバーは「自分の人生は自分でつくる、との前向きな気持ちを込めたい」と話す。

 代表の松田伸昭さん(49)は「本場高知で、チームコンセプトの『日本の元気をお手伝い』を体現する演舞を見せたい」と張り切っている。

 同祭りに向けてメンバーを募集している。問い合わせは湊や事務局、電話090(8096)6492。

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