GWのUターンラッシュ 長崎県内 荒天で一部運休も

五島発フェリーから下りるUターン客=長崎市、長崎港ターミナル

 ゴールデンウイークを古里や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが6日、長崎県内でも見られた。荒天の影響で海や空の便が一部運休する中、港や駅などは家族連れらで混雑した。
 県内では6日未明から風雨が強まり、九州商船は6日午前を中心に長崎と五島列島を結ぶジェットフォイルなどを運休。オリエンタルエアブリッジ(ORC)も壱岐-長崎、福江-長崎間などを一部欠航した。
 一方、朝から運航したフェリーにはUターン客らが集中。長崎市元船町の長崎港ターミナルは、キャリーバッグや土産袋、釣りざおなどを抱えた乗客らで混み合った。
 新型コロナ禍の影響で、約3年ぶりに五島市の祖父母宅を訪れた松永美理さん(7)=平戸市=は、久々の再会に「うれしかった」と笑顔。兄の叶人(かなと)君(9)も「ケーキやブリのしゃぶしゃぶが、おいしかった」と満足げに語った。五島市の夫の実家に子ども連れで帰省した麻生紀江さん(37)=福岡市=は「雨が続いていたので、予定していた釣りはできなかったが、ゆっくりできた」と話した。


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