真心込めて「変面行脚」 出演希望団体を募集 6月30日まで

「いろんな場所で変面を披露したい」と意気込む妃那さん=長崎市伊良林1丁目

 国内最年少変面師として6歳でデビューしてから6年、中学生になった変面師の妃那(ひな)さん(12)があなたの街に-。新型コロナの収束傾向で従来の催しが再開する今、進化する姿を見てもらうことで地域活性に貢献したいと、長崎市伊良林1丁目のイベント会社Clan(クラン)が無償の「Thanks変面行脚」を企画。6月30日まで出演を希望する団体を募集している。
 同社は長崎孔子廟の元館長、藩秀貴さん(58)が早期退職を機に立ち上げたばかり。「大道芸の一種ではなく、本格的な指導体制でじっくりと演者を育成することで中国の歴史や芸能を知ってもらえるよう、長崎から世界に向けて発信したい」と先を見据える。
 6年の経験を積み、どうしたら目の前の観客を楽しませることができるか考えられるようになったという妃那さん。「自分も楽しんでやらなくちゃ。技だけでなく、迫力も出せるようになりたい。この機会に同世代の人たちにも演技を見てもらえたら」と張り切っている。
 変面行脚は妃那さんが無料で出演。7~12月に開催するイベントが対象で、市外での開催は交通費が必要。ホームページ(HP)の応募フォームから、希望の日時や趣旨などを入力し、応募する。問い合わせは同社の小林さん(電090.1343.8477)


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