一関の道の駅整備、本格始動 大東の国道沿い、24年秋開業目指す

新たな道の駅のイメージ図。沿岸と内陸の中間に位置し、観光や防災の拠点を目指す

 一関市と岩手県は、同市大東町渋民で道の駅の整備事業を本格化させる。奥州市と気仙地区を結ぶ国道343号の中間に位置し、特産品の充実や休憩所として観光周遊の魅力を高めるだけでなく、災害時の防災拠点も担う。2024年秋のオープンを目指す。

 建設地は21年3月に開通した国道343号渋民バイパス沿いで、国道456号と交差する約1ヘクタール。シイタケやリンゴなど地元の農産物などを販売する産直やレストラン、加工室などを備える施設を核とし、76台分の駐車場を確保する。県は併設のトイレや休憩所などを整備する。

 総事業費は約12億円。現在、造成を進めており、秋ごろ施設建設に着手。国土交通省への申請、登録準備も進める。

© 株式会社岩手日報社