歴史ある庭園、彩るボタン 金谷ホテル歴史館で14日まで、ぼたんまつり 日光

庭園に咲く色とりどりのボタン

 【日光】本町の金谷ホテル歴史館で6日、同館の庭園に咲き誇るボタンを観賞する恒例の「ぼたんまつり」が始まった。14日まで。

 ボタンは地植えと鉢植えの約40種、約120株。白や黄、紫、ピンクなど色とりどりのボタンが風情ある庭園を鮮やかに彩り、来場者は好天の下、ゆったりと園内の散策を楽しんだ。

 国登録有形文化財「金谷侍屋敷」として知られる同館は、日本最古の洋式ホテルとされる金谷ホテルの前身「金谷カテッジイン」の建物。創業者の金谷善一郎(かなやぜんいちろう)がボタンを育てていたことから、毎年ぼたんまつりを開いている。

 今年は例年より1週間ほど開花が早く、同館の粕谷靖子(かすややすこ)学芸員は「早めにお越しいただき、善一郎が好んだボタンと歴史ある建物を楽しんでほしい」と話す。

 午前9時半~午後5時(最終入館は4時半)。入館料は550円、小学生275円。(問)同館0288.50.1873。

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