香港の殺人犯、日本に逃亡後に自殺

葵芳で発生した殺人事件の容疑者が日本に逃亡し、自殺したことが分かった。

5月6日の香港メディアによると、警察は3月14日、葵芳閣3座の部屋で女性が倒れているとの通報を受けた。女性は部屋の住民で、頭部に複数の傷があり現場で死亡が確認された。部屋は荒らされた痕跡があり、凶器とみられる釘抜きが見つかり、警察は被害者の隣人の女性の友人である25歳男性を容疑者に特定した。

容疑者は借金から逃げるために被害者の隣人女性の部屋に潜伏。隣人女性は被害者と関係が良かったため、被害者の部屋のスペアキーを託されていた。容疑者はスペアキーを使って被害者の部屋に忍び込んだところで帰宅した被害者と鉢合わせし、釘抜きで殴打して約10万ドル相当の物品を奪って日本に逃亡した。

容疑者は賭博で借金を抱えて家出し、2019年にテレグラムのデモ隊グループチャットで知り合った葵芳閣の住民の部屋に身を寄せていた。警察は4月6日、日本の警察から山梨県郊外で発見された男性の死体が国際指名手配中の容疑者とみられるとの連絡を受けた。同日、森林で首をつって死亡していたのが発見され、現場には遺書が残されていた。

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