イベントも大盛況「カード」市場拡大のワケは?

ゴールデンウィークで各地で混雑する様子が見られるなか、カードゲームのイベントや販売店も大盛況となっています。近年、市場が急拡大するカードゲーム業界。そのワケを探りました。

ゴールデンウィーク初日の4月29日、東京ビッグサイトには大勢の人たちが。熱中していたのは、トレーディングカードゲームです。何百・何千という種類のカードの中から自分だけの組み合わせを選びそのカードを使って勝負するゲームで、会場は対戦を楽しむ人で賑わっていました。

来場客:「コロナ明けてから人が多くなったと感じる。久しぶりにみんなで来れて楽しい」「どんどんコロナから普通の日常に戻ればいいなと思う」

現在、カードゲーム業界は活況で、2021年度の市場規模は約1780億円。前年から1.5倍ほどに増加するなど、コロナ禍でも成長を続けてきました。カードゲーム業界がここまで急成長を続ける背景には…。

5月5日、秋葉原のカードの販売店をのぞいてみると、多くの外国人観光客が訪れていました
外国人観光客:「テキサスから来ました。すばらしいです!品揃えも豊富で、探しているカードがほとんど見つかるよ」

こちらの店では、客全体の2割~3割を外国人客が占めているということです。カード販売店の店長は、近年のカードゲーム業界の急成長にはこうした外国人からの人気が後押ししていると話します。

店員:「(外国人客は)ここ何ヶ月でどんどん増えてきています。最近では鬼滅の刃などのカードも出てますし、海外の客も鬼滅の刃非常に人気なので、そういったところも市場拡大の理由の一つじゃないかなと感じている」

インバウンド需要も相まって、人気を広げるカード業界。この勢いはまだまだ続きそうです。

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