優勝の輝き、覗き込む顔もきらめく 浦和パルコでACL優勝トロフィー展示、サポーターの列途絶えず あすまで

優勝トロフィーを見るサポーターの親子=7日、埼玉県さいたま市浦和区

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦で、浦和レッズがアルヒラル(サウジアラビア)を下し優勝を果たしてから一夜明けた7日、地元埼玉県さいたま市浦和区の浦和パルコ4階では、優勝記念Tシャツなどのグッズとともに優勝トロフィーのレプリカが飾られた。

 大型連休の最終日、一目見ようと駆け付けたサポーターの姿は途絶えることなく、午後5時から30分間だけで、100人以上がトロフィーの輝きを写真に収めた。展示は9日まで。

 サポーター歴20年以上の山崎裕次さん(53)は「優勝が決まった瞬間は放心状態。時間がたつにつれて、SNS(交流サイト)を見返したりニュースで見てようやく実感が湧いてきた」と応援でかれた声を気にしながら語る。

 ゴール裏で観戦した近藤那樹さん(33)は「2019年も現地で応援して悔しい思いをした。今回はサポーターと選手、全員で戦い切った達成感がある。これが浦和の本来の姿。12月のクラブワールドカップも全力で応援したい」と笑顔を見せた。

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