下野市で警察犬訓練競技会 日ごろの成果を競う

 臭いを嗅ぎ分けて警察の捜査の相棒となる警察犬が日頃の訓練の成果を競う競技会が7日、下野市の栃木県警察犬訓練所で開かれました。

 競技会は日本警察犬協会栃木支部が主催し、捜査に協力する嘱託の警察犬や警察犬を目指している犬など48頭と指導士と愛犬家28人が出場しました。

 競技は足跡の臭いをたどり、犯人や遺留品、行方不明者などを発見する足跡追及競技など4つの競技が行われ、このうち服従競技では指示した通りに犬が動いているかのほか、楽しそうに臨んでいるかといった犬の表現も審査され、ペアで日頃培った信頼関係を披露しました。

 一般の家庭で飼育されている犬でも訓練を積み基準をクリアした場合、嘱託の警察犬に認定されるということです。

 県警によりますと2023年1月から5月7日までの警察犬の出動件数は20件で、このうち窃盗などで逃走した容疑者を追跡する事件関係で5件あり、そのほか、行方不明者などの捜索などで活動したということです。

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