活動2年目の「ましこ農の学校」 県内などから11人が入学 益子

野菜の定植を体験する受講生ら

 【益子】町などでつくる「ましこ農と食の研究会」はこのほど、農業初心者向けの体験教室「ましこ農の学校」の本年度の入学式を長堤の道の駅ましこで行った。活動2年目となる今年は県内と東京都、埼玉県から30~60代の11人の受講生を迎えた。

 農の学校は町の農業の担い手の育成を目的に昨年開校した。週末に野菜の栽培技術を学びながら益子の文化を体感してもらい、移住・定住の促進も目指す。専業農家以外にも「半農半X」など農業のあるライフスタイルを目指す社会人を対象としている。

 今年はおおむね毎月2回、土曜に活動する。実習と座学を通じて野菜の栽培管理や機械の使い方、販売方法、加工、交流サイト(SNS)活用法など栽培から加工、販売までのノウハウを学ぶ。

 式では校長の広田茂十郎(ひろたもじゅうろう)町長が「益子ならではの農業を学び地域の方々と交流することで、発見や気づきが生まれる。将来的には皆さまのご協力を得て地域農業の振興が図れればありがたい」などとあいさつした。

 受講生は式終了後、ナスやキュウリ、カボチャなどの苗の定植を体験した。

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