輝く姿詰まった舞台に こどもミュージカルどりーみんぐ、21日に記念公演 宇都宮

本番に向け稽古に励むどりーみんぐのメンバー

 【宇都宮】市内で活動する「こどもミュージカルどりーみんぐ」は21日、30周年記念公演「Dream cube」を県総合文化センターサブホールで上演する。過去の公演で使用した楽曲や演出などを用いて30年間を振り返る。井波知子(いなみともこ)代表は「来場者も参加できる舞台になっている。ぜひ会場で楽しんでほしい」と呼びかけている。

 どりーみんぐは1992年10月、県ジュニアミュージカル協会どりーみんぐとして発足。毎年、オリジナルのミュージカルを上演し、昨年はいちご一会とちぎ国体を記念した「しもつけ王国物語」に出演するなど地域のイベントなどにも精力的に参加している。中心メンバーは小中高校生で、年長児や小学校低学年向けの基礎トレーニングクラスもある。

 今回の舞台は愛と希望と友情をテーマに、劇団誕生から30年間で変化したもの、変わらないものを歌やダンスで表現。公演に向けて稽古に励んでおり、最年長メンバーの作新学院高2年小澤茉芽(おざわまどか)さん(17)は「一人一人の個性や輝く姿が詰まった舞台にしたい」と意気込んでいる。

 新型コロナウイルス禍でもリモートで公演を行ったり、“3密回避”を意識した演出を取り入れるなど歩みを止めなかった。井波会長は「子どもたちのパワーは無限大。30周年の節目となるが、ここからまた新しいものを作っていきたい」と話した。

 午後1時開場、1時半開演。全席指定2500円で、同センタープレイガイドを通じて購入できる。(問)同センター028.643.1013。

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