198日ぶりかわいらしい姿 マゼランペンギン展示を再開 上越市立水族博物館うみがたり

 上越市立水族博物館うみがたり(同市五智2)は7日から、マゼランペンギンの展示を再開した。鳥インフルエンザ感染防止のため屋内のバックヤードで飼育されていたうみがたりの人気者が、大型連休最終日に来館者の前にかわいらしい姿を見せた。

久しぶりに展示が再開されたうみがたりのマゼランペンギン。雨の中、かわいらしい姿を見せた

 同館は150キロ圏内で鳥インフルエンザが発生した場合に屋外の「マゼランペンギンミュージアム」での展示を取りやめ、1カ月以上確定診断が出なければ再開する規定にしている。昨年10月21日以来発生が続いたため、この日が198日ぶりの展示となった。
 一昨年3月に展示を再開した際は歩いて戻る姿を公開したが、今回はゴールデンウイークで混雑が予想されたため、開館前に移動を行った。久しぶりに屋外に戻ったペンギンは真っ先にプールで泳ぎ、ペアで巣を決める姿も見られ、来館者から「かわいい」と声が上がった。
 石川県金沢市から訪れた会社員の小堺裕也さん(42)は「初めてきたけど、とてもきれいで楽しい」、娘のすずちゃん(5)は「鳴き声がかわいい」と話した。同館は「バックヤードの飼育中は意識して運動の時間を増やした。ほほ笑ましい姿を近くで楽しんでほしい」と話している。8日から、ペンギンに餌を与える「ペンギンフィーディング」が再開する。時間は午前11時30分と午後2時30分から。

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