6年ぶりの200m 山縣亮太 右ひざ手術から1年半「あとは上がるだけ」 目指すはパリ五輪

広島出身で陸上男子100mの日本記録保持者・山縣亮太 が、200mのレースに出場しました。けがからの復活過程にある30歳が、あえて長い距離を走ったわけとは?

先週末に大阪で行われた陸上大会(木南記念陸上大会)です。東京オリンピック後に右ひざを手術した山縣は、先月の織田記念陸上(広島市)の100mで本格復帰しました。

レースでは6年ぶりに200mにエントリーしました。1番外の8レーンを走ります。今はスパイクも変えて、これまで挑戦してこなかった大きなストライドの走り方を試しています。

身体の仕上がりも「まだまだ」という中でのレースを、「ラスト50mで足が動かなくなった」と振り返った山縣。結果は21秒55の予選6着でした。

山縣亮太
「200mは長くて、しんどかった」

― 200mに出場した理由は?
「純粋に距離に対する苦手意識を払拭したいことと、今の自分の現在地を全部受け入れて、次に進んでいくために。これまでの自分を全部捨てて、新しく1から力をつけていく。今後に向けては久しぶりに200m、あまり天候のいい中ではなかったが走れたので、あとは上がるだけだと思って、ここをスタートラインにして、がんばっていきたいと思います」

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