ブレーブス・フリードが左前腕の張りで故障者リスト入り 手術は回避

日本時間5月9日、ブレーブスはエース左腕のマックス・フリードを左前腕の張りにより15日間の故障者リストに登録したことを発表した。フリードは同6日のオリオールズ戦で先発登板し、6回7失点(自責5)の投球で今季初黒星を喫しており、試合後のインタビューでは故障を示唆することはなかったものの、その後メディカルスタッフに違和感を訴えていた模様だ。利き手前腕部の張りは肘の故障に直結していることも多いが、MRI検査の結果肘に異常は認められず、手術は必要としない見込み。なお、フリードの故障者リスト入りに伴い、救援左腕のダニー・ヤングが再昇格となっている。

現在29歳のフリードは2017年にメジャーデビューすると、2019年には17勝を挙げてブレイクを果たす。2021年には28試合に先発して14勝、防御率3.04をマークしチームのワールドシリーズ制覇に貢献すると、昨年はサイヤング賞投票2位に輝くなどさらなる飛躍を見せていた。今季は開幕戦で鼠径部を痛め早々に離脱。日本時間4月18日の試合で復帰するとその後は3試合連続で無失点と好投を続けていたが、無念の再離脱となってしまった。

フリードは前腕部の張りが消えるまで投球禁止となるため、復帰には少なくとも1か月を要する見込み。ブレーブスは昨年最多勝に輝いたカイル・ライトも右肩の炎症で離脱しており、ローテーションが2枠空席となってしまった。代役にはアキレス腱断裂からの復帰を目指すマイク・ソローカ、今季2勝のディラン・ドッド、若手有望株のジャレッド・シュスターの名前が挙がっており、彼らの活躍が期待される。現在勝率リーグトップのブレーブスは開幕から投打に故障者が相次いでおり、先日ようやく野手のベストメンバーが揃ったばかりであったが、再びチーム力が試されることとなりそうだ。

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