旧対馬藩主・宗家の家紋や長崎県立対馬高の校章のデザインに取り入れられているキリが、対馬市内で紫色の花を咲かせている。今月中旬ごろまで楽しめそう。
キリ科の落葉高木で、鈴なりの筒状の花からは甘い香りが漂う。柔らかく軽いため加工しやすく、木材としても重宝される。
植物に詳しい上対馬町の掛澤明弘さん(37)は「対馬では至る所で見られ、なじみがある。木が高く、色合いがきれいで遠くから見ても存在感がある」と話した。
キリの花 甘い香り漂わせ 長崎・対馬 家紋や校章のデザインに
- Published
- 2023/05/10 12:00 (JST)
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