新サッカースタジアムにミュージアム「広島復興の象徴に」 サンフレッチェ広島

新サッカースタジアムの指定管理者になるサンフレッチェ広島は、施設内に「スポーツの力を伝える」ことをテーマにした「ミュージアム」を設けます。

サンフレッチェ広島 仙田信吾 社長
「広島のサッカーの歴史、サッカーが広島の復興に与えた勇気・希望を展示していく」

サンフレッチェの 仙田信吾 社長は、来年2月に開業する新しいスタジアムの1階部分に「ミュージアム」を設置することを明らかにしました。

ミュージアムは、戦前からの広島とサッカーの歴史のほか、原爆からの復興を支え、市民を勇気づけたサッカーが持つ “スポーツの力” についても写真や展示物で伝えたいということです。

また、スタジアムが原爆慰霊碑などを結ぶ故・丹下健三 さんの「平和の軸線」に沿った場所にできることから、仙田社長は、「ミュージアムで復興平和の象徴としての役割も果たしたい」と話しました。

仙田信吾 社長
「サッカーが生きる勇気を与えたという歴史的事実を広く世界に発信していきたい。サッカーのわくわく感・感動は力になると、試合を見ながら実感する。そんな施設に」

スタジアムにはレストランやグッズショップなどもできる予定で、「試合のない日も1年中、にぎわう施設にしたい」としています。

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