【小山】中小学校は8、9の両日夜、児童が育てたホタルを観察する「ミニほたるを観(み)る会」を同校内で開いた。2日間で、児童と保護者計127人が訪れた。
地域住民らで構成する「ほたる飛び交う中地区を目指す運動の会」が2001年から協力し、同校に設置したビオトープや同校近くで流れる巴波(うずま)川など4カ所でホタルの成育を開始した。
現在の6年生が今年2月に幼虫を放流し、同川の清掃や餌やりなどの世話をしてきた。今年は例年より約2週間早い4月20日ごろから光り始めたという。
児童や保護者は、水槽で作ったミニビオトープのある理科準備室に入り、防虫ネットの中で光るヘイケボタル40匹ほどに見入った。
4年木本萌華(きもともか)さん(9)は「きれいだった。これからホタルを勉強して、たくさんお世話したい」と笑顔を見せた。
運動の会のメンバーで下河原田、薬剤師森田弘(もりたひろし)さん(67)は「子どもたちがお世話を頑張っていたので、今年も無事に光って良かった」と話した。