美浜町の道の駅「若狭美浜はまびより」ってどんな施設 福井県内21番目、6月2日オープン

6月2日に開業する道の駅「若狭美浜はまびより」=5月10日、福井県美浜町松原
地元の銘酒「早瀬浦」のほか、ウイスキーなどの洋酒をそろえるバー

 福井県美浜町松原に6月2日にオープンする道の駅「若狭美浜はまびより」の報道機関向け内覧会が5月10日、現地で行われた。地場産品を扱う農林水産物直売所や飲食店、一時預かり専門託児所などが入り、JR美浜駅に隣接する美浜の玄関口として、老若男女が集い、交流するにぎわいの拠点となることが期待される。

 県内21番目の道の駅で町内では初。建物は町整備による鉄骨2階建て延べ床面積約1800平方メートル。トイレや道路情報提供施設などが備わる国整備の木造平屋建ては床面積約460平方メートル。ともに木がふんだんに使用されぬくもりのある雰囲気で、外壁は海をイメージした紺色になっている。駐車場は普通車108台、大型車10台、身体障害者用で3台が止められる。町整備分の総事業費は約24億円。

 鉄骨2階建ての1階には、へしこや果物など地場産品が中心に並ぶ農林水産物直売所、美浜産の米粉に小麦粉をブレンドした自家製生パスタや近くの観光農園「若狭美浜HAMABERRY(ハマベリー)」のイチゴなどを使用したパンケーキを提供するカフェが入る。一時預かり専門託児所と子どもが遊べるキッズスペース、地元の銘酒「早瀬浦」のほか、ウイスキーなどの洋酒をそろえるバーもある。

⇒【写真】銘酒「早瀬浦」などを出す道の駅内のバー

 2階には、熟成魚のわら焼きとアナゴのせいろ重が売りの和風レストラン、各種講座や動画の撮影・配信などができるイベントスペース・スタジオが入る。屋上はテラスになっていて、野山や若狭湾などの自然豊かな景色が楽しめる。

 この日は町役場で「道の駅」登録証の伝達式も行われた。国土交通省福井河川国道事務所の橋本亮所長から登録証を受け取った戸嶋秀樹町長は「周辺施設と複合的かつ相乗的に機能を発揮し、美浜町の活性化を図っていきたい」と話していた。  

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