東京五輪入賞の廣中選手「走りで勇気を与えたい」 長崎・大村市スポーツ親善大使に任命

廣中選手(中央)に委嘱状を手渡す園田市長(右)と同席した髙橋昌彦監督=東京都内

 長崎県大村市は9日、東京五輪の陸上女子長距離で入賞を果たした同市出身の廣中璃梨佳選手(日本郵政グループ)を、市の魅力を県内外に発信する市スポーツ親善大使に任命した。任期は2年。
 廣中選手は市立桜が原中出身。2021年の東京五輪5000メートルでは日本新記録を樹立し9位、1万メートルでは日本勢25年ぶりの入賞となる7位となった。
 園田裕史市長が同日、東京都小金井市にある日本郵政グループ女子陸上部の寮を訪れ、廣中選手に親善大使の委嘱状と名刺を渡した。
 園田市長は「東京五輪の大活躍は市民に勇気を与えた。これからも市民一丸で応援したい」とあいさつ。廣中選手は「大村は自然が豊かで、スポーツにも力を入れている。市の魅力を少しでもPRし、自分の走りで勇気を与えられるよう頑張りたい」と述べた。

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