京都府警八幡署は、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、京都府八幡市男山のファミリーマート八幡男山金振店の店員岸田愛美さん(40)らに感謝状を贈った。
4月13日、高齢女性が同店を訪れ、岸田さんに4万円分の電子マネーの購入方法を尋ねた。目的を聞くと「パソコンの修理」と答えたことから詐欺被害を疑い、購入をやめるよう説得した。足立拓也店長(44)に相談し、近くの交番へ行くよう女性に促した。
同署によると、女性は何者かからパソコンのウイルス感染の復旧名目で電子マネー購入を要求されていた。
柴田和己署長から感謝状を手渡された岸田さんは「詐欺が身近なことを実感した」と振り返り、「(同じような状況で)詐欺の疑いをお客さんに伝えても聞き入れてもらえない場合もある。スタッフの声かけには耳を傾けてほしい」と話していた。