安心の海水浴向け調査 鶴岡皮切り、来月中旬結果公表

海水のサンプルを採取する職員=鶴岡市・湯野浜海水浴場周辺

 夏の海水浴シーズンを前に、県は10日、庄内沿岸で水質調査を始めた。海水浴場近くの海水を計11カ所で採取し、6月中旬に結果を公表する。

 県庄内総合支庁環境課の4人が2班に分かれて遊漁船に乗り、この日は鶴岡市の湯野浜、加茂、由良など計6カ所を調査した。湯野浜海水浴場では、沖合約150メートルで海水をくみ上げ、濁りや油膜、臭いなどがないかを確認した。今後、県庄内保健所と県環境科学研究センター(村山市)でふん便性大腸菌群数や化学的酸素要求量(COD)を調べ、遊泳に適しているか5段階で評価する。

 調査は15日と22日に酒田市、遊佐町の海水浴場でも行う。同課の竹田紘輔主査は「訪れた人たちが安心して海水浴を楽しんでもらえるよう、しっかり調査する」と話した。

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