観光客入り込み、89万人 大型連休期間、県内主要施設

 県は10日、県内の主要観光施設などの4月26日~5月7日の観光客入り込み状況について、速報値で約89万人だったと発表した。前年同期の約1.2倍で、新型コロナウイルス禍前の2018年の9割近くに回復した。

 県観光復活推進課によると、観光施設17カ所とイベント4カ所の入り込み状況をまとめた。詳細は後日発表する。吉村美栄子知事は定例会見で「これからサクランボのシーズンを迎えるので、県内の魅力を一層発信して誘客拡大に取り組む」と話した。

 一方、国土交通省東北地方整備局は10日、今年の大型連休期間(4月28日~5月7日)の管内主要国道の交通量を発表した。1日平均で県境部が前年同期比約106%、都市部が同じく約103%だった。本県は各調査地点で増えた。

 本県の県境部は、秋田県にかほ市・国道7号が1万1600台で前年同期比110%、米沢市・東北中央自動車道が1万6400台で115%、東根市・国道48号が1万2500台で109%など。都市部は天童市・国道13号が3万6400台で101%となった。コロナ禍前の19年比では70~90%程度にとどまった。

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