町田に内定、192cmの望月ヘンリー海輝も続け!世界の「長身サイドバック」たち

FC町田ゼルビアは10日、2024シーズンの新戦力として、国士舘大学のDF望月ヘンリー海輝の加入が内定したことを発表した。

望月は2001年9月20日生まれの21歳。中学・高校を三菱養和SCで過ごし、進学した国士舘大学で昨年、総理大臣杯優勝に貢献した。U-18とU-20で日本代表候補招集歴がある。

彼の魅力の一つが、右サイドバックというポジションながら身長192cmというサイズ!日本人サイドバックとしては異例ともいえる高身長だ。

町田への加入が内定した望月は以下のようにコメントしている。

「この度、2024シーズンよりFC町田ゼルビアに加入させていただくことになりました、国士舘大学の望月ヘンリー海輝です。幼い頃からの夢であったプロサッカー選手としてのキャリアをこのFC町田ゼルビアでスタートできることをとても嬉しく思います。どんなときも応援してくれた家族や友達、厳しくも暖かく指導してくださった指導者の方々、そして切磋琢磨し高め合ってきたチームメイトには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。これからも感謝の気持ちを忘れずに自分に常に厳しく、運動量を活かした積極的な攻撃参加でチームに貢献できるよう全力でプレーしていきたいと思います。ファン・サポーターの皆様、応援よろしくお願いいたします」

そこで今回は、望月に目標としてほしい、世界で活躍する、あるいは活躍した「長身サイドバック」たちを紹介する。

トマ・ムニエ

身長190cm。「長身サイドバック」の代名詞的存在だろう。もともとウィンガーだったがプロ入り後にサイドバックへコンバートされた。

ベルギー黄金世代の一人であり、EURO2016から4大会連続でビッグトーナメントに出場。2018年ワールドカップの3位にも貢献した。

クラブでは2016年に移籍したパリ・サンジェルマンで活躍し、現在はボルシア・ドルトムントの一員としてプレーしている。

ジェローム・ボアテング

身長190cm。強靭な肉体を持ちながら足元も巧く、攻撃の第一歩としての貢献度も高い新時代のDF。

当時ボアテングのような選手はまだ珍しく、ヨアヒム・レーフ監督のもと南アフリカワールドカップでは左サイドバックとして起用されインパクトを残した。

マンチェスター・シティからバイエルン・ミュンヘンに移籍して以降はほぼセンターバックに固定されており、現所属のリヨンにおいてもそれは変わらない。

ジョルジョ・キエッリーニ

身長187cm。21世紀のサッカー界において長身サイドバックの走りと呼べる選手の一人だろう。

プロとなったリヴォルノ時代からスケールの大きさが目を引き、2004年にユヴェントスへ移籍(直後にフィオレンティーナへ1年ローン)。

その後は主にセンターバックとしてプレーし、クラブだけでなくイタリア代表でもタイトルを獲得した。現在はMLSのロサンゼルスFCに所属。

ファビオ・グロッソ

身長190cm。イタリアが24年ぶりのワールドカップ優勝を成し遂げた2006年ドイツ大会の“ラストキッカー”。

PK戦にまでもつれ込んだフランスとの決勝戦において、歓喜のキックを成功させたグロッソもまた有名な長身サイドバックだ。

2001年にペルージャによって下部リーグから発掘され、トップ下からサイドバックへコンバート。この英断により頂点まで上り詰めた。

ジェレミ・マテュー

身長189cm。長身サイドバックと聞いてこの選手の名前を思い出す方も多いことだろう。

大柄で強さ、運動量、スピードを兼ね備えながら最大の持ち味は足元の技術と、素質だけなら世界トップクラスと評された左サイドバック。

ステップアップは順調とは言えなかったが、バレンシアで結果を残し、30歳にしてたどり着いたバルセロナでリーガやCLなど数多くのタイトルに輝いた。

マルコス・アロンソ

身長189cm。もとはレアル・マドリーで育成された左サイドバック。2010年にマドリーのトップチームで1分だけプレーしたことがある。

大柄でフィジカルに優れ、1対1の対応、つなぎ、ドリブルスキル、ミドルシュート、クロスなどを兼ね備える。ただスピードはそれほどなく、一列前でプレーすることもあった。

祖父も父もスペイン代表選手だった超サラブレッド。今季加入したバルセロナではセンターバックとしてプレーすることも多い。

マーセル・ハルステンベルク

身長188cm。ドイツ代表でもある31歳の大型DF。2部時代からRBライプツィヒでプレーする古参だ。

クロスやミドルシュートを得意としており、一時はセンターバックで起用されることも多かったが現在は再び左サイドバックでの出場が中心となっている。

ちなみに、ライプツィヒで右SBとCBを兼任する同じドイツ代表のルーカス・クロシュターマンも187cmと大柄な選手。

デンゼル・ダンフリース

身長188cm。現在もっともホットな長身サイドバックだろう。

スピードとフィジカル的な強さが特長で、迫力のある攻撃参加に加え対人能力が高く守備での貢献度も高い。昨日行われたCL準決勝のミラノダービーでもフル出場で勝利に貢献している。

ただ最近は所属のインテルもオランダ代表も3バックが中心でウィングバックとして出場することが多い。インテルでは登録もMFになってしまった。

冨安健洋

身長188cm。日本代表の冨安健洋も紛れもなく世界的な長身サイドバックの一人だ。

ボローニャ時代からその攻撃センスを買われて両サイドバックでも出場し、アーセナルではもはやメインポジションとなっている。

【関連記事】東京都町田市出身のサッカー選手で「最強の5人」はこれ!次点で21歳のMFも

昨年初出場したワールドカップでもスペイン戦、5バックの右サイドで途中出場。アンス・ファティとジョルディ・アルバが入った相手の左サイドを封殺し、歴史的勝利に導いた。

© 株式会社ファッションニュース通信社