世界各国で往来が回復しているのに伴い大型展示会が続々と開催されている。５月１０日の香港メディアによると、香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターでは同日から商貿展覧ＨＯＦＥＸ、国際ワイン・リキュール貿易展覧会＠ＨＯＦＥＸ、アジア小売りフォーラム・博覧会、Ｂｕｉｌｄ４Ａｓｉａが開催されている。これら４つの展示会には１６カ国・地域から２７００社余りが出展し、３日間の会期で３万８０００人のバイヤーが訪れることが見込まれている。開幕式に出席した陳茂波・財政長官は、香港のワイン再輸出が２０２０年から顕著に増加し、新型コロナ禍の間もワイン貿易センターの地位を維持したと指摘。昨年のワイン再輸出総額は前年比４５％増で、うち７０％はマカオと中国本土への再輸出だったことを紹介した。また新型コロナ禍が去ったのに伴い、香港は世界各国との商業ネットワークを再構築していると指摘。このため政府は今後３年間で総額１４億ドルを拠出し、香港での展示会活動を支援する新たな助成金スキームを打ち出すことを明らかにした。域外企業の来港を呼び込み、約２００件の展示会が恩恵を受けるという。
