香港日本文化協会が新校舎を開幕

香港日本文化協会日本語講座の校舎が北角で正式開校したことを祝して4月29日に新校舎開幕祝賀会が開催された。香港日本文化協会主席のサリー・ウォン氏は開校スピーチで「過去数年間のコロナ禍、対面授業からオンライン形式に移行していたこともあり、学生数の増加に影響を与えたかもしれない。だが新校舎への移転によって今後の発展に期待している」と述べた。来賓として在香港日本国総領事館の岡田健一総領事(大使)が出席。新型コロナ流行のなか新校舎開校の準備をしてきた関係者を労い「香港と日本は大切なパートナー。香港日本文化協会は日本と香港を結ぶ大事な役割を担っており、今後も一層その役割を発揮する」と祝辞を述べた。会場にはおよそ130人が出席。サニー・ユエン氏による尺八の演奏や若柳智香氏による日本の伝統舞踊、さらに日本語講座受講生による日本語ポエムの朗読などが披露された。香港日本人協会と日本語講座は、20年以上にわたって中環エリアで文化交流活動や日本語教育を行ってきたが、香港各地や東九龍への交通の便が良い北角に今年2月に移転。これを機に学校の設備も最先端のIT機器やAV機器を導入し、グレードアップを図った。新校舎は北角英皇道663号泓富産業千禧廣場2階となる。

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