ゲレンデでドローン操縦 となみ夢の平スキー場、20日 練習場オープン

「ドローンパーク」としてオープンする、となみ夢の平スキー場のゲレンデ。ドローンフェスではミニドローンの操縦体験がある

 「ドローンパーク」と名付けたドローンの練習場が20日、となみ夢の平スキー場(富山県砺波市五谷)のゲレンデにオープンする。同スキー場にある夢の平コスモス荘がオフシーズンのゲレンデを有効活用しようと企画。オープンに先立ち、13、14の両日に同スキー場でドローンフェスを開く。

 となみ夢の平スキー場では冬場以外、毎年秋に「コスモスウオッチング」が開かれる。ただ、春夏は目立ったイベントがなく、誘客が課題となっていた。

 ドローンは趣味の撮影をはじめ、肥料散布や山間部の測量など多方面で活用が進む。一方で飛行できるエリアが限られていることから、練習場所などを求める利用者の需要を取り込もうと、富山ドローンフィールド(富山市願海寺)と協力してオープンさせる。

 飛行可能なエリアはゲレンデ一部の3万2千平方メートル。上空からは砺波平野の散居村や立山連峰が望め、天候に恵まれれば新湊大橋も見ることができる。

 操縦資格証明や国の飛行許可証などの資格保有者が利用対象。登録料5千円で、利用料は登録者が2時間で千円、それ以外は2千円。利用時間は毎週土日曜午前9時~午後5時で、期間は9月末までとなる。

 13、14の両日に開くフェスでは、デモ飛行を行うほか、各自のドローンでゲレンデ飛行を体験してもう。ミニドローンの操縦体験もある。参加無料。夢の平コスモス荘と同スキー場を運営している砺波市五谷観光企業組合の山本建一代表理事は「ゲレンデの充実とレストランの利用につなげたい」と話した。問い合わせはコスモス荘、電話0763(37)2323。

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