G7広島サミット控え地元紙「中国新聞」が特集紙面を発行 原爆資料館の記事や折り鶴のモザイクアートも

中国新聞のサミット特集紙面に掲載された、折り鶴を表現したモザイクアート

 先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の開幕まで1週間となった5月12日、地元紙の中国新聞は別刷りのサミット特集紙面を発行した。12ページにわたり米軍の原爆投下や被爆地でのサミット開催の意義を伝え、広島から「平和を築きましょう」と呼びかけている。

 G7首脳による視察が検討される原爆資料館の記事では、原爆の犠牲になった子どもたちの遺影や遺品を紹介。被爆前の人々の営みに焦点を当て、爆心地近くの街の写真や復元図も収録した。

 世界に羽ばたく広島出身のスポーツ選手や文化人が登場し、ソウルフードお好み焼きの魅力を伝える内容も。見開き2ページの紙面には、広島から世界へ飛び立つ7羽の折り鶴を表現したモザイクアートが掲載されている。

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