米沢ゆかりの戦国武将集結 上杉城史苑、クラフトビール発売

米沢ゆかりの戦国武将をあしらったYONEZAWA SAMURAI BEER=米沢市

 米沢市の上杉神社近くの観光立ち寄り施設・上杉城史苑は、同市のクラフトビール醸造所、印刷会社と連携し、上杉謙信らゆかりの武将をあしらったクラフトビール「YONEZAWA SAMURAI BEER(よねざわさむらいびーる)」を発売した。4種類のビールの味わいに武将のイメージを重ねている。

 戦国武将ブームや訪日客の増加を見据え、米沢ならではのオリジナル商品を考案した。武将は謙信のほか、米沢藩初代藩主の上杉景勝、景勝の重臣直江兼続、兼続と親交が深かった前田慶次の4人。クラフトビール醸造の米沢ジャックスブルワリーが販売する4商品に武将を重ね、ラベルデザインを川島印刷が手掛けた。

 香りや喉越し、こく、苦みのバランスが取れたゴールデンエールは、敵からも信頼された謙信、切れが良くすっきりした味わいのペールエールは、寡黙だったとされる景勝―といった具合。4月29日に発売後、米沢上杉まつりで歴史ファンが押し寄せたこともあり、「謙信ビール」は一時完売する反響だったという。

 上杉城史苑を運営する上杉コーポレーションの渡辺直彦営業企画部長(47)は「戦国の世に思いをはせて味わってほしい」と話す。1本330ミリリットル入りで935円。上杉城史苑の売り場やオンラインショップで購入できる。

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