長崎バイオパーク YouTube登録者50万人突破! 動画で魅力発信 経済誌も手法に注目

動画を撮影する春岡さんと神近さん(右)=西海市、長崎バイオパーク

 長崎県西海市西彼町の長崎バイオパークが動画投稿サイト「ユーチューブ」に開設している公式チャンネルの登録者数が7日、50万人を突破した。同園によると、同サイトの国内動物園の公式チャンネルの中では最多。
 チャンネルは2007年8月に開設し、これまでに約1150本を掲載。「動画」「ショート」「再生リスト」などのメニューがあり、動物たちの様子を中心に舞台裏や他の動物園、ユーチューバーとのコラボなどを見ることができる。週1回はライブ配信も実施。総視聴回数は約2億7千万回で、うち8年前掲載の「カバのスイカまるごとタイム」は1億6千万回を数える。
 撮影は2日に1本のペースで、神近公孝CMO(最高マーケティング責任者)と広報戦略室の春岡俊彦さんが担当。2人は「動物や飼育員の普段の雰囲気を伝えているので、のんびりと見てもらいたい」「気になる動物がいたら足を運んでほしい」などと呼びかける。
 同園はツイッターやTikTok(ティックトック)などにも公式アカウントを開設しており、数多くのフォロワーを獲得している。経済誌「フォーブスジャパン」は新たな運営方法も注目されているとして「クリエイター100 日本でいま注目のクリエイター図鑑」に同園を選出。「多種多様な生物たちを身近に感じられる動画が人気。海外からのファンを獲得し、その新たな運営方法も注目される」と紹介された。
 春岡さんは「将来的には100万人を目指したい」、神近さんは「視聴者といい関係をつくれているので、その輪を広げていきたい」と抱負を語った。

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