かつてアーセナルやフランス代表で活躍した伝説的FWティエリ・アンリが、「サッカーに導入すべき5つのルール」を提案したという。
これは『CBS Sports』のチャンピオンズリーグ特番でコメンテーターとして出演し、「一日だけ王様になったら何をする?」というコーナーでトークをしたものだとのこと。
イギリス王室の戴冠式に併せて行われたこのコーナーにおいて、「王様」となったアンリはサッカー界に以下のようなルールを提案したとか。
時間稼ぎをした場合、相手のフリーキックになる
「あるチームがプレーを拒否したとき、あるいは時間を無駄にしようとボールを蹴り出したときには、主審は試合を止められる。
そして対戦相手には『ゴールから23メートル離れたところからのフリーキック』が与えられる。ボールは好きな場所に置ける。
とにかくサッカーをする。それが私のルールだ』
ゴール数で勝点ボーナス
「試合の結果には関係なく、1試合で3つのゴールを決めたチームにはボーナスの勝点が与えられる。
たとえば、フラム対レスター・シティが5-3という結果になった場合、フラムは4ポイント、レスター・シティは1ポイントが得られる。
もし6ゴール以上を決めれば勝点ボーナスは2ポイントになる」
審判にマイクを付ける
「これは私にとって大きなものだ。審判は試合後にメディアの会見に出る必要がある。そして試合中にはマイクを付けなければならない。
彼らは時々あまり礼儀正しくない。なのでその言葉をもっと聴きたい。私も時に礼儀正しくなかったがね。
何が間違いだったのか、何が素晴らしかったのかを説明してほしい。我々コメンテーターも、審判がどれだけ素晴らしいのか、どれだけダメだったのか、人々に説明したいのだ。
『これが私が見たものだ。だからこう判定した。だから正しかった、だから間違っていた。そう説明してくれれば理解できる。
私が気になっているのは、なんの説明もない時だ。審判はただ試合から帰って隠れてしまう」
選手を獲得する際、スポーツディレクターに直接視察することを義務付ける
「家を買う時、その場所を訪問せずに契約することはないだろう。朝も夜も行って、騒音があるかないかを確認する。
多くの選手が、適応できるかどうかもわからないまま国外のクラブに加入している。ディレクターのことは知っているのか?その経歴を知っているのか?」
選手が負傷した際に一時的な交代を認める
「選手が負傷して医師の治療を必要としているとき、チームは一時的に1人少なくなって10人となる。
不利になることを避けるため、その場合は一時的に他の選手を投入できるようにするべきだ」
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『The SUN』によれば、アンリはこれら5つのルールを提案していたそうだ。
ちなみにスポーツディレクターの項目については、ジェイミー・キャラガーから「モナコのときのディレクターは誰だったの?(※アンリはモナコの監督を務めたときに大失敗している)」と突っ込まれていたそう。