漆の工芸品が一堂に 金城一国斎さんの企画展 広島・福山市で19年ぶり

漆を使った伝統工芸品を創作している 金城一国斎 さんの企画展が、広島県福山市で19年ぶりに開かれています。

天満屋福山店で10日から開催しているのが、「漆芸 七代 金城一国斎 展」です。

広島市出身の 金城一国斎 さんは、江戸時代から200年以上続く漆芸家の7代目です。代々、受け継がれてきた独自の技法「高盛絵」によって、漆工芸の作品それぞれには、立体的で柔らかい曲線などが表現されています。

6月の麦畑で感じた輝きをテーマにした「切金螺鈿箱『麦浪』」など、作品50点が一堂に展示されました。

訪れた人たち
「色彩がすごく引き込まれました」
「とても繊細で、伝統のものを今(現代)の感じにされているのが、とても好きです」

七代 金城一国斎 さん(58)
「会場に来てもらえれば、日本の四季の移ろいのようなものも、漆を用いた表現で見てもらえるのではないかと」

この企画展は15日までで入場は無料です。展示作品は購入することもできます。

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