両親「とにかく無事でいてほしい…」 中学3年生 行方不明からあすで半年【動画ニュース】

岡山県倉敷市の当時14歳の少年が行方が分からなくなって、半年が経とうとしています。両親は、息子の痕跡が最後に残った広島県に何度も足を運んでいます。

梶谷さんの母親
「人を探しています…」

息子の情報を求める親の姿は、大型連休中にもありました。

梶谷さんの母親
「『(行方不明になっていることを)知っているよ』とか、『まだ見つかっていないの』とか気にかけてくれる人や、チラシを写真を撮って『自分の知り合いや会社で見て回るからね』と声かけしてくれる人もいて、ありがたいです」

警察や家族によりますと、岡山県倉敷市の 梶谷恭暉(かじたに・みつき)さんは、去年11月13日、家族に「塾に行く」と言って自宅を出たのを最後に行方不明となっています。

防犯カメラの映像などから、JR倉敷駅から三原駅まで移動し、三原港から尾道市の生口島(いくちじま)に渡った可能性が高いとみられますが、その後の足取りについては、まったく分かっていません。

梶谷さんの父親
「広島でサミットが開かれますので、警察官はたくさんいらっしゃるということで、(警察の)目が多くなっているので、引き続きご協力をお願いしたいということで参りました」

事故なのか、家出なのか…。全くわかりませんが、両親は、息子の痕跡が最後に残った広島県に何度も足を運んでいます。

そして、警察に寄せられた情報を、本人だという確かなものではないと理解しつつも、1つひとつ、その現場や、近くの交番などを訪れ、確認しています。

これまで生口島周辺や、目撃情報が寄せられれば関西や四国にも足を運び、息子を探してきました。

梶谷さんの母親
「本当に無事であってほしい、どこかで元気であってほしいと思っている。なにか情報が少しでもいただけるように…」

梶谷さんの父親
「とにかく無事でいてほしい、というのが一番の気持ちです。それ以外に望むものはないですけど、それ(無事)が分かるようなことがあれば、なんらかの方法で伝えてほしいなと…。親のエゴかもしれないけれど…、思います」

家族のもとに戻らないまま梶谷さんは3月で15歳となり、同級生たちは中学校を巣立っていきました。

ときは過ぎていき、寄せられる情報は減ってきています。

これからどうしていけば…。ただ、待つしかないのだろうか…。答えが見つからないまま、あす13日、行方不明から半年を迎えます。

梶谷さんは、身長170cmぐらい。黒縁眼鏡をかけていて、行方不明となった当時、黒色の短髪で、黒色無地の長そでに、白または灰色の長ズボンを着ていたということです。

情報提供先
●最寄りの交番や警察署
●岡山県警倉敷警察署086―426―0110

© 株式会社中国放送