美しき聖なるデザイン…レバンテが「聖母戴冠100周年」を祝う23-24新ユニを発表

スペイン2部レバンテとキットサプライヤーのMacronは9日、2023-24シーズンの新サードユニフォームを発表した。

“サード”という位置付けではあるが、実はデザインに大きな意味があるこのユニフォーム。1部昇格に向けて重要な一戦となる15日のイビサ戦で最初に着用し、その後は23-24シーズンモデルとして使われる。

Levante 2023-24 Macron Third

レバンテ 2023-24 Macron サード ユニフォーム

2023-24新サードユニフォームはアクアブルーを基調に、美しい模様を散りばめる総柄デザイン。ポロ襟も上品な一着だ。

特別な雰囲気が漂うこのユニフォームは、バレンシアで最も愛される女性と言われる「聖母デサンパラドス」の戴冠100周年を祝したデザイン。シャツ全面に100周年を祝う王冠模様のロゴマークをプリントする。

画像右に写る聖母デサンパラドスはバレンシアの守護聖人。15世紀のバレンシアで精神的な病を患った人々や孤児を受け入れる施設の聖母だっという。

諸々の事情もあり、聖母への戴冠式が行われたのは100年前の1923年5月12日。式典には時の国王や女王も参列している。

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戴冠100周年を祝したこのユニフォームには、戴冠式での賛美歌から引用した言葉“Sempre en lo cor”(いつも心の中に)を前面右下とシャツ内側に配する。

バレンシア地方で厚く信仰される聖母デサンパラドス。戴冠100周年記念日に最も近い15日に行われるUDイビサ戦でこのキットを着用する。

スペイン2部は現在、首位ラス・パルマスから5位レバンテまでが勝ち点2ポイント差の中でひしめき合っている混戦状態。下位に沈むイビサとの一戦は昇格のためにも絶対に落とせないという状況だ。

傑作感も漂うこの新ユニフォームはレバンテの公式オンラインストア他で販売中。

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