山辺町の認定こども園ゆりかご幼稚園(三吉圭子園長)の園児たちが12日、同園近くの田んぼで田植えに挑戦した。ぬかるむ泥の中で歓声を上げ、元気いっぱいに作業に励んだ。
同園では自然に触れる実体験を多く重ねてほしいと、米作りや野菜栽培に取り組んでいる。この日は同町三河尻の農業高内啓司さん(41)や地域の人の協力を得て、年長児56人が「雪若丸」を植えた。
子どもたちは泥に足を取られながらも丁寧に手植えしていた。中村夏帆(かほ)ちゃん(5)は「泥がぷにぷにしていて気持ちいい。おいしく育つといいな」と笑顔を見せた。園児たちは9月に稲刈りも体験し、おにぎりにして味わうという。