長崎ヴェルカがB1昇格を懸けてA千葉とのプレーオフ準決勝初戦に臨んだ12日、JR長崎駅（長崎市）の長崎街道かもめ市場でパブリックビューイング（PV）が行われた。勝利の瞬間は大きな拍手が起こり、約50人のファンらがハイタッチを交わして喜びを分かち合った。
会場は試合開始約30分前に満席になり、二つのテレビの周囲は立ち見客であふれた。ヴェルチアやクラブマスコット「ルカ」も駆けつけて盛り上げ、ファンは手をたたきながらテレビ画面に熱い視線を送った。
試合はヴェルカが前半からリードする展開に。長崎市の会社員、松尾広伸さん（32）は「正直厳しい展開になると思っていた」と快勝を喜び、諫早市の保育士、山下唯人さん（24）は「ヴェルカは生活の一部。次もこの勢いで戦ってほしい」と興奮気味だった。
PVを企画したJR長崎シティの後藤孝康さん（42）は「こんなに盛り上がるとは」と声を弾ませた。13日は、かもめ市場やアルカスSASEBO（佐世保市）などでPVが開かれる予定。
